セリフを撃ったのは誰?

がiLTを始めた理由のひとつは、話題としてあまり語られていないと感じたからなんだ。次にもっと重要なことだけど、タイポグラフィーのことを調べようと思っても、資料があまりなくてすぐ見つけるのが難しいといつも思っていたんだ。このブログの長期的な目的としては、タイポグラフィーのすべてが揃うワンストップショップになること。専門用語から新しいタイプフェイス、そしてひらめきのヒントになる様な書体例から、仕事に最適な字体選択まで提供できるんだ。WEBで使うものでもそうでないものもね。

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じゃ、お遊びはこの辺にしてタイポグラフィーの専門用語を見てみることにしよう。それじゃあ、僕のヘタな語呂合わせでみんなが引いちゃう前に、何も怖がることなんてないんだってことを言わせて欲しい。でもなんでタイポグラフィーの専門用語に興味を持つべきなんだろう?僕が僕のディセンダーやスパインとアセンダーやセリフとを区別できないとしても本当に何か困ることがあるのかな?

じゃあ、何がわかるようになるかっていうと、ほんのちょっと専門用語について学べば、活字に対しての認識がすごく深まるってことなんだ。それから違う書体やフォントを見分けやすくもなるし、そうなると今度は君が使うフォントをより良く、賢く選択するのに役立つんだよ。

今日はセリフさんとお近づきになってみようね。(後にあるタイポグラフィーの専門用語の記事でセリフさんの仲間たちのことをもっと知ることができるよ)

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一番よく知られている書体用語のひとつは“セリフ”。ジョン・ウェインが撃ち殺した、たくさんのシェリフ(保安官)と違うって事は簡単に分かるよね。僕の知る限りでは、彼はセリフを撃ったことは一度もない。セリフはしばしば小さい、だけど手強いんだ。

これを書く前に僕はこの話題についてほとんど知らない友人たちにタイポグラフィーの専門用語についていくつか質問を送ってみたんだ。ほとんどの人は「セリフって何?」って答えたよ、「文字の端っこについている丸い、小さい部分のことでしょ」みたいなこと言いながらね。そして、みんなそんなことタイポグラフィーの教科書で読んだことなんてなさそうなのに、ほぼ当たってるんだ。(セリフは)いつも丸いってわけじゃないけどね)

それじゃ、なんで「セリフ」って言葉なんだろう?そう、一般的に、この取るに足らないセリフの起源は古代ローマにたどることができると考えられているんだ。碑文を彫る前に、最初に石の上に文字を描いていた。文字を描こうとしたことがある人なら誰でも分かると思うけど筆で描くと最後の部分が少し太くなるよね。石碑彫りたちは当時、筆致の最後にふくらみをもたせて忠実に文字を彫っていたんだろう。こうしてセリフは生まれたんだ。

でも一方ではだれも「セリフ」という言葉についての語源はあんまり知らないようだね。セリフは、オランダ語の”書いた”を意味する言葉からきたという人もいるし、サンセリフという言葉の方が、セリフより起源が古いという人もいる。だからサンセリフはそれだけでセリフなし、ということを意味していたという人もいるんだ。(そういう風に書くと質問がくると思うけど、サンセリフの起源はどこからきているんだろう?)

おもしろいことに、中国語ではセリフは文字通り「足と供に造られている/成形されている」という風に訳されているんだ。だからもし誰かが君に「それに足をつけて!」と言えば、彼らは君にセリフフォントを要求してるってことがわかるだろうし、もし誰かが「彼には足がないわ!」って叫んだなら、彼らが見ているのはヘルベティカだと思うよ。

タイポウィキはセリフをこのように定義している:
セリフとは、文字の終端のふくらみである

そしてウィキペディアによると:
字や記号の端にある細部で、字の一部ではない部分

セリフには非常に多くの種類があるんだ。主な二つの書体はアドネイトとアブラプト。(さらに細かいたくさんのグループに分かれるんだけど、おいおい見てみよう)アドネイトセリフは、より自然だね。曲線を描きながら、どうやってセリフが太いたて字にくっついたのかがわかる。それからアブラプトセリフは名前から分かるように、角ばっていて、より堅いんだ。スラブセリフがアブラプトセリフのいい例だね。手を抜いたわけじゃないんだよ、ただ、角ばっているだけなんだ。

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A slab serif is an example of an abrupt serif. This font is called Xenia OT

将来的には以下のような関連している話題にも注目していこうと思っているんだ:
セリフの流行と衰退;
セリフとサンセリフ-どちらを使う?
ウェブそして印刷物のためのすばらしいセリフタイプフェイス

それじゃ、今日はセリフのことはここまでにしておこうね。ほんとはもっとたくさん言えることがあるんだけど、君のスクロールバーを休ませてあげることにするよ。これから、より多くのタイポグラフィーの専門用語に注目していこう。ゆくゆくはこのシリーズは編集されて、PDFでダウンロードできる「e-type-book」として出版される予定なんだ。だからSSR登録して、引続き第2章を読んでほしいな。

勉強になったことはあったかな?

Part 2: The Return of the Serif.


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